このように虹とブロッケン現象が、同じガスに見られ
る場合があります。上の写真は霧と雨の混在だった可能性もありますが、10μm程度の水滴なら、小さなブロッケン現象と色の付かない虹
が同時に現れるそうです。 霧の粒子がくっついたり析出して大きくなれば色の付いた虹だけが見られ、乾いて小さくなればブロッケン現象だけが 見ら れるようになります。大きな粒子は 重力で落下しますので、自然のふるいにかけられ、どちらか一方だけが見られる場合の方が多いものと考えます。 ブロッケン現象と虹が同時に見られた他の例はこちらから。 |
以下の計算式サイト を参考に計算し、霧を重ね合わせて 実際に見たものへ近づけました。 霧の粒子の大きさが大きいほど輪の大きさは小さく密になっていきます。 詳しくは、ブロッケン現象の原理のページへど う ぞ。 計算式: http://www.adcom-media.co.jp/ |
立山の地獄谷にて(2004年8月)
平地でも見られる例として、温泉蒸気に現われたものです(立山・室堂の地獄谷にて)。
ガス(霧)と見る人の距離が近いため、光の輪に比べて私の頭の影が大きく見えます。
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