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 山でのキャンプは楽しいものです。しかし体力以上の荷物はトレーニングならともかく、本番ではよろけて危ないし、何より苦しい。ここでは私のスタイルを 紹介しますので参考にして下さい。

 一般的な装備 → 荷物の重さ
服装: 即乾性の下着と、ウールや化繊のシャツ・ズボン、必要に応じて手袋に防寒具やマウンテンパーカー、靴下、登山靴やトレッキングシューズ
一般装備:ザック、ザックカバー、食料、水、雨具 (冬は アウターシェル)、スパッツ、ヘッドライト、地図、コンパス、時計、笛、ラジオ、通信機
自炊具:コンロ、板、着火具、食器(コッヘル、ナイ フ、 フォークか箸、スプーン)
テント装備:テント、グランドシート、マット、シュ ラ フ、シュラフカバー
冬装備:アイゼン、ピッ ケル、ゴーグル、 目出帽、 オー バー手袋、レイヤード式防寒具+替え

  テント
 写真は1つ目のテント。何と懸賞に当選してもらったものです。東京新聞出版局「岳人」1989年1月号の愛 読者プレゼントで「1名様」に当たるというメスナーテントを戴けたという幸運。今でもその1月号は大切に保管しています。
 Reinhold.MESSNER 氏の方式設計に基づいて作られたもので、透湿性防水素材によって雨やみぞれでもフライシート無しで大丈夫。ドライエッケン方式の 高速設営。フレームは本当 にしっかりしていて、おまけに万一折れた場合のための補強用パイプ付き。夏用+冬用出入り口に換気口2つという快適便利設計。
 写真は5月の常念乗越。設営時は無風に近かったが、写真の鯉のぼりでわかる通り鞍部に風が集まり始めていました。眺めがい いの でつい設営の向きを誤り、夜にかけて強風がテント横向きに襲った。

 2機目のテントは2重構造のものを使っています。フライシートは雨を遮断 し、内外2重の布地によって作られる、空気の層によって内側は結露もせず暖かくて快適です。
 写真は本体+内張り(防寒用)の設営例です。

 最近担いだテントは仲間で使っている4人用のものです。これも2重構造のため快適です。この日はたった二人だったので、荷揚げは大変でしたがテント生活 は広々として快適そのものでした。(2002年4月)
 冬用外張りはスカート部に雪を乗せて耐風性が良いのですが、春はみぞれや雨になる場合もあり、写真の様にフライシートにするか どうか選択が難しい。
 P.S. あまり広くて快適だと片付けをサボル癖が付くのです。

 ツェルトは小屋泊まりの場合でも持参しましょう。
 写真は緊急的に避難小屋利用のつもりが吹雪でツェルト泊まりになった時のものです。 三人も入るとたいへん窮屈で、呼気が結晶して顔に雪が降りますが、横にはなれた。  また、夏に小屋が混んで横になれず、座って寝る状態が確実と予想されたため、 ツェルトで外に寝た事があります。  ちょっとした山なら天気を見てツェルト泊まりで楽に行ったこともあります。
 このようにツェルトはピンチから救ってくれるだけでなく、より快適な山行にも役立ちます。

 私は雪の上に幕営する時には、写真のような竹ペグを2個交差させ雪に埋めてアンカーにしています。軽くて雪をとらえる面積が広 い。万一 の場 合は燃やせるし、捨てても環境への影響が少ない。ピッケルで掘り起こすとき、金属だとキズが尖って危ないですが、竹なら痛くな い。

 テント方 式比較(透 湿性防水素材について2~3人用テントで比較)
項目
透湿性防水素材使用
2重構造
重さ
約2.2kgと軽い。 約2.5kg(特に軽いものは2.2kg)
設営
フライシートが無しで簡単。 2重構造のため、少し手間がかかる。
快適。 快適(フライシート使用)。
みぞれ
問題なし(高性能の透湿性防水素材)
性能によってはテント内部に結露が生じる場合あり。
冷たい雨の場合も同様。ゴアテックスなら心配なし。
問題なし(フライシート使用)。
比較すると寒い。
空気が乾燥している場合は、結露が気にならない。
快適(冬用内張りまたは外張り使用時)。
みぞれや雨の可能性がある場合はフライシートが必要で、北アルプスの春はフライシートと心得ます。

本体だけの場合、無駄な部分がないので風には強い。
だたしグランドシートと張り縄だけで固定する必要がある。
冬用外張りはスカート部に雪を乗せて風に対して強い。
内張り方式は左記に同じ。
フライシートは風にあおられて弱い。
寿命
透湿性防水素材の寿命で防水特性が劣化し、雨漏りに撥水スプレーも効かなくなってきたらフライ シー トが必要となります。
伸びによる素材へのダメージや紫外線による分解が原因と思われます。
普通。
 透湿性防水素材を使用したテントにフライシートを併用すると、普通の2重構造のテントと比較して重いが、更に快適な生活が約束されます。同 時に紫外線、引っかき等から素材を保護する効果も期待できます。


 テントの大きさ
人数
テントの
大きさ
居住性

1人用
・足元が低いものは軽量だが、寝ることを主眼に作られており、荷物の置き場や、雨の日の炊事に は苦 労する。
・ドーム型なら改善され、一通りの事が可能となる。(やはり狭いと聞く)
・風で倒れやすいので、張り縄をしっかり設営する必要がある。
2人用
快適。テント内に荷物が置ける。

2人用*
2人が横になれるが、荷物を足元や足の下に置くなど必要で、きゅうくつである。
荷物を前室や、ツェルトに入れれば快適。
2~3人用*
ちょうど良い。荷物も重ねれば中に入れられる。

2~3人用*
3人が横になれるが、荷物を足の下に置くなど必要で、きゅうくつである。
荷物が前室や、ツェルトに入れれば快適。
4人用*
・ここまで大きいテントだと、前室・後室もあるものが多く、その場合3人では余裕となる。
・4人の場合、横になれるが、荷物が前室などに置ければ快適。

5人用*
テント内部が大きいのでやりくりが効き、余裕である。表面積に対して人数が多いので暖かい。小 屋の 個室を貸しきった感覚である。
 何人かの感想をまとめたものです。 *印は私の体験から記載しています。


 テント選びの例
予 算 体 力 お すすめテント方式
十分

透湿性防水素材のテント。
(必要に応じてフライシートまたは冬用外(内)張り)

十分
普通のテント+フライシート また は冬用外(内)張り
気にな る
(1)普通のテント+フライ シー トまたは冬用外(内)張りで、
 楽な季節、楽なテントサイトやコースを選んで体力をカバーしたり、できるだけ人数を増やして一人当たりの荷物を減らす。体力が ないと縦走は更に水も必要だし厳しい。
(2)ツェルトを積極的に使う(適期に)。
 晴れればツェルト、荒れたら小屋、ヤバイ時はツェルト。
(ツェルト内で傘をさす、専用ポールを使うなどすればテント並みの居住空間となる。但し耐風性や結露などは酷い。)
そ の他
営業小屋、緊急的に避難小屋に泊 まる。
仲間のテントに泊めてもらう。
雪洞を掘ったり、岩小屋を使ったりする(そうだ)。


 その他の要素
・耐風性は、1.テントの高さなど形状、2.ポールの強度(材質と太さ肉厚)、3.固定方法(テントの下側で固定か中間の高さから張縄を使う か、フライか 外張りかなど)に依存します。フライシートは風にあおられて弱いので3シーズン向き。市販の山岳用テントは重量、居住性とのバランスを良く考 えて設計され ているようですが、想定している使用条件に差がありますので店の人に話を聞きましょう。
固定方法のノウハウとして、テント頂点からスパッツ用のゴ ムを 緩衝材にして張り縄を4本使っている人と話をしたことがありますが、風による不安はほとんど無いと言っていました。
・前室があると荷物を置くのに重宝します。
・出入り口は写真のような吹き流し型なら、吹雪でも出入りによるテント内への影響が少ない。
・テント地の寸法は温度によって伸び縮みがあるので、ポール差し込み位置が2つあると、特に冬は楽です。
・色が暖色系だと雨でもやる気が沸いてきます。緑色~青色系だと落ち着きます。(外が明るい時間帯の場合)


  シュラフ(寝袋)・マット
 多くの種類があって、お店で迷う。テントと同じで、たった一つで全ての 目的 に使えるものはないので、私は二種類のシュラフ(独:Schlaf sack、寝袋)を持っています。
(1)一つは3シーズン用の化学繊維綿のもので、山 を始 めたときに買ったものです。暖かい季節や冬の山小屋に便利です。濡れても劣化が少ないので気楽に使えて、汚れたら洗えばいい。
(2)もう一つは冬と春用に羽毛のものを 使っています。こちらは汚したり濡らさないよう注意しています。参考使用温度-20℃程度のものです。2006年でも羽毛を超える軽さと保温 性を持つ化学 繊維はないようです。しかし羽毛のように水をはじくほど微細な構造の繊維も開発されており、今後の展開に期待しています(羽毛と同様に、微細 構造に含まれ た空気が水をはじく)。

 シュラフカバーはあったほうがいいでしょう。しか し、 テントの性能がよければ、濡れやすい足先をザックやゴミ袋で守ることで省略している場合が多いです。

 雪の上で寝る場合、どんなに良い羽毛でも体重によって圧縮され、下からの冷えが伝わってきます。これを防ぐのがマッ トの仕事です。私はウレタンで膨らむ空気マットを使っ ていま す。これに換えてから快適に寝ています。
 テントを撤収したとき、人の寝た部位の雪が凹んでいるのは、体重に加えて、体温で雪が溶け縮んだ効果が含まれます。マットの効果はこれ で確 認して下さい。また、空気マットは多少の石でも痛くないメリットがあります。

 羽毛シュラフの収納方法:丸めてから袋に入れよう とす ると困難です。袋にシュラフを少しづつ突っ込んでいけばいいです。一度にではなく、片方から順につめていきます。


  ランプ・電池
 趣があり暖かい、ろうそく、ランタンも良いのですが、2006年からはハ イパワーLEDの ヘッドランプと、自己放電の少ないニッ ケル水素電池(充 電式)を全面的に使っています。単三Ni- MH電池三本で50時間点灯しますので(エコノミーモード)、非常用も兼ねられます。
 注意点として、メーカーの言う点灯時間は、暗くなって使えなくなるまでの時間が多いです。むやみに明るいものは、同じ技術なら電流も多 いので、特に単四電池のものは点灯時間に注意しましょう。
 詳しくはこちらをご覧ください。
 2018年にはリチウムイオン電池(USB充電式)に電池システムを刷新し、モバイル電池から電力を融通可能としました。


  ストーブ・コッヘル
 かさばって重いので対策は重要です。チ タニウム製のガス ストーブとコッヘ ル (独:Koffel)が当 たり前になってきた。
 ガスストーブはまだ古いものを使っていますので、何ともいえません。
 チタンのコッヘルは若干の進歩が見られ、ごげつきやすい点を改良したものが出ています。セ ラミックコーティングのものと、テフ ロン加工のも のが 出ています。どちらも薄く、熱が伝わりにく いので局所的に高温となる事に変わりはありませんが、その結果のこげつきが若干改善される。

 テントの中でのストーブ使用は原則禁止ですが、風雨降雪時はそうも言っていられないのが現実で、その結果、一 酸化炭素中毒での死亡事故は時々起こっています。
  私は、かつてガソリンストーブを使っていました。ガスに比べて低温でも使えて強力ですが、どうも一酸化炭素の量が多いよ うです。テントの換気をよくしても、頭が重く眠くなる。そのため、軽いガススト-ブに転向しました。その結果、入り口を開けるなどの換気に気 をつければ、問題 はないようです(保証はしません!)。
 ガス中毒に至ったケースでは、吹雪いたから夏用のフライシートに雪を盛って風除けと保温をした中で炊事をしたというのがある。テントの 換気 口だけでは炊事の換気には全然足りないということがわかります。

 炊事用の板を忘れがちです。ベニヤ板などを、まな板とコンロ台に使う。


  食料
  紙の箱に入ったものは 箱か ら出して持って行きますが、袋は写真の様にパンパンに膨れ、ザック容積を消費して困ります。富士山ではザックの中で破裂した事があります。す ぐ食べる事を前提に、針で穴を開けておけば避けられる。 以下、栄養について考えてみます。

(1)行動食は炭水化物を中心とした保存食で、飴、 ラム ネ菓子(ブドウ糖のものが好き)、チョコレート、クッキーやビスケットを持って行きます。日帰りなら携帯食として、あんぱん、おにぎり、サン ドイッチも範囲に入る。
 日帰りでも、行動時間が6時間を超える場合は、たんぱく質その他の栄養補給が必要となり、昼食にチーズ等や野菜ジュースを加えていま す。 贅肉を落とす目的の日帰り山行でも、体の脂肪だけを燃やす事はできないようで、油とカロリーを控えた同様の栄養補給をしています。そうしない と体力(筋力や免疫力など) を損ねる恐れがあります。

(2)ちょっとしたテント泊では、パンと保存食で済ませる場合がありますが、ちゃんとしたものを食べたい場合は炊事をしています。インス タン トラーメンは昼ごはんや予備食用にいつも持って行きます。食料は一緒に行く相手のスタイルとも関係する。
(3)お米:アルファー化米が無難です。無洗米は安 価で 良く、標高2,000m程度なら問題なく食べられます。但し、3,000m級の高所では水の沸点降下でアルファー化が進まないというが、やっ た事はない。
(4)おかず: 多人数なら、出発前に下ごしらえした材料を持ち込むことが出来る。スキヤキ、焼肉やステーキ、水が豊富なら麺類など。カレーはよくあるパター ンなので避け ています。多少簡単に済ませる場合、適当な野菜と肉に、市販調味料(~のタレ)で結構うまい。もっと、簡単に済ませたい場合はレトルトや、軽 さを求めてフ リーズドライも利用している。
 不足しがちな野菜について言えば、ネギは万能だ、 わけ ぎや細いネギをよく使います。白菜は何にでも放り込める。

(5)営業中の山小屋のそばなら、食事を取ることも 出来 るので、縦走の時など利用価値がある。お昼に麺類を食べれば水分と塩分の補給ができる。(汗をかくので塩分補給が必要だが、多すぎると血圧が 上がって危な い。20代のころ、アンチョビフィレを持っていったが、辛すぎて食べられなかった。でも、もったいないと思って食べたら、若いのに血圧が上 がってしまい、 尿に出るまで心臓や血管の負担を感じた。ラーメンのスープは半分しか使わないようにしている。)

(6)サプリメントは効くのかどうか判らないけど総 合ビ タミン剤を持っていっています。また、薬局よりも安いクエン酸が健康食材として販売されていますので若干持参し、ジュース代わりにしてみまし たが、クエン酸は糖の代謝物として体内で生成されるので、摂っても関係ないらしい。本物の野菜ジュースがいい。

(7)高脂血症に注意:山から帰ったら中高年なのに ニキ ビや吹き出物が出るようだと血液ドロドロ状態、これはマズイです。血液中の中性脂肪やコレステロールは油脂だけでなく、糖質などエネルギーの 摂りすぎが原因になるので、食べすぎに注意し、特に油を控えましょう。
 重さあたりのエネルギーは油脂が糖質の2倍なので、どうしても脂っこいものが多くなります。また、糖質と油脂はエネルギー比で2:1を 目指 すべきなので、重 さの比は4:1とすべきです。けっこう実現は厳しいです。
 また、日本はトランス脂肪酸の管理 が遅 れており、 バターやマーガリンを使わないフランスパン、ノンフライラーメン、和菓子、東鳩のオールレーズン、 などを利用してリスクを減らしています。


 登山靴・靴下
靴も悩みが多いアイテムです。爪が内出血したり、靴擦れしたり、雪で冷た かっ たり、どれも痛くてたまらない。
軽登山:やわらかい靴やトレッキングシューズなら特 にト ラブルはないと思います。足をひねらないよう、くるぶしまである靴を選びましょう。た だし 寿命は5年程度
登山靴:重い荷物だと、やわらかい靴では足元が不安 定に なるので、ど うしてもしっかっりした靴が必要になる。必要十分な厚さの靴下をはいてサイズを選ぶ。当たる部分の血流が悪くなって、痛みや冷えが起こるが、 お店で判るに は慣れがいる。革靴なら、当たる部分を押し出してフィットしてもらえる。外国製は日本人の足に合わない場合がある。
 靴擦れ対策は、内側にフィルムを貼るなどしています。積雪期に冷えで痛くなったら、即座にひもを緩めて血流を確保する。必要なら脱いで マッ サージ・摩擦 熱を実施。ひもやアイゼンバンドを締めすぎない事。登りなどで足の裏の血流が悪くなる場合、歩きながら片足立ちで、反対の足の裏をぶらりと解 放して血流を 与えるのもノウハウ。
冬用靴下:2枚の方式と、厚い1枚の方式がある。冬 の血 流を考えると、古い靴下は使わず、圧迫の少ない高性能な1枚が良いようだ。保温性では現在でもウールが良いという。
皮靴の手入れ:防水グリスを半日しみこませた後にふ き取 り、 撥水性のワックスを軽くかける。ワックスだけでは防水性は期待できない。 靴底との縫い目は目どめしておく(靴底は接着剤でついているので、防水剤が入るとはがれやすい)。 使用後は乾燥させて汚れをブラシで落とし、軽くワックスをかける。 表面の傷みが多い場合は防水グリスをしみこませてワックス。

合成皮革+ゴアテックス:2008年ごろから、プラ ブー ツも合成皮革+ゴアテックスに置き換えられてしまった。上記の悩みや手間(楽しみ?)は、ほぼ解消。


 その他
(1)歯磨きは必要です。歯科医によると、日本人の一割は磨かなくても虫 歯に ならず、 一割は磨いても虫歯になる。虫歯になる九割の人は磨いたほうが良いし、歯周病もこわい。歯垢はブラシが当たれば落ちますので、歯磨きペースト は要らないか ら、コップ一杯の水で歯磨きとすすぎをしましょう。

(2)歯ブラシの毛はPBT(ポリブチレンテレフタレート:飽和ポリエステル樹脂)が気に入っていましたが、長く使うと繊維が折れるせい で しょう、販売されなくなりました。 ナイロンの硬めぐらいが好きです。


 荷物の重さとボッカトレーニング
 表にしてみると、実際より軽い数字になります。実際は予備品や趣味のものが追加になるからです。 私の場合、下の表に対して3~5kg程度重くなってしまいます。
 毎月のように行っている山屋と違って、私のように時々しか行かない人間にとっては、いきなりテント装備を担ぐとつらいです。 年齢・性別など個人差は大きいが、初心者は15kgの荷物でもかなりのキツさを感じ、慣れても20kgに留めたい。しかし積雪期は23kg以上に なってしまう(成長期の者は、骨や関節への悪影響を考慮)。
 そのためにはウエイトトレーニングが有効です(青年~中年の場合)。 残念ながら、街中の30分くらいでは効果が少なく、実際に重荷をしょって丹沢などを登るトレーニングが行われています。1回やれば次の週には強く なっています。栄養と休息が十分なら、入山後2~3日目が調子良い。 冬を前にして大きなザックの人を見かけると思いますが、たいていそうです(私はザイルを持って沢を登る程度でトレーニングを兼ねていますが、効果 は十分ではない)。

二泊程度の荷物の重さ(最低必要なもののみ)。
項目
質量[kg]

身に付けるもの 5.0

2.0
2.5
財布・小物 0.5
項目 質量[kg] 累計[kg]
小屋泊まり 6.4 6.4
ザック 2.0
雨具 0.6
スパッツ 0.2
防寒具 0.3
衣類換え 0.3
1.5
水筒 0.2
行動食 1.0
ライト小物 0.3
テント追加 9.3 15.7
ザック増分 0.5
テント 2.0
グランドシート 0.3
マット 0.7
シュラフ 1.0
シュラフカバー 0.4
コンロ 0.2
燃料 0.2
コッヘル 0.7
防寒具増分 0.3
食料増分 2.0
水増分 1.0
積雪期追加 4.1 19.8
ピッケル 0.7
アイゼン 1.0
シェル-雨具 1.0
ゴーグル 0.1
防寒具増分 0.3
シュラフ増分 1.0
簡易確保具増分 1.9 21.7
ザイルφ8,20m 0.9
カラビナ・8環 0.4
ハーネス 0.3
シュリンゲ 0.3


免責
 コックちゃんを参考にされる場合は、ご自身の責任でリスクを管理してください。いかなる結果についてもコックちゃんは責任を 負い かねます。
 
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