セドの沢・右俣(水無川) 沢の ペー ジへ 立 体写真へ |
新しい大
橋から林道へ渡ってみた。 水無川本谷F1まで同じルートです。こち らか らどうぞ。 |
紅
葉。
堤防の周りは冬枯れだが、植えられたもみじがきれいだった。 |
本谷F1を登るとすぐ
に、セ ドの沢が右から注いでくる。
|
すぐにセドの沢のF1と
な る。沢は写真のとおり小さいが、左側に鎖のついた岩壁があり、 こちらの方が楽しい。
|
こ
れが左側の岸壁です。
|
登るとすぐにF2。
|
またすぐに分岐点が現れ
る。 今回は右俣を行く。
|
少
し行くと、右俣のF1とな る(F3とも数えられる)。
2段の棚で、写真はテラスから上段を撮影。 巻き道は (1)向かって左にあるザレ:右俣F2の上に出られる。 ザレの左手を大きく巻くルートが踏まれて定着してきた(2009年)。 (2)のルートが使われなくなったためと思われる。 (2)向かって右にある 沢:右の沢の途中から左へ行けば右俣F1の上へ出られるが、 F1手前で崩れてきており危なくなってきた(2007年)。 |
右
俣F1の向かって左を登 る。
しっかりしたホールドは左側だけで、右手足はナメ状の岩の上を水に濡れながら、バランスを取って登った。ザイル必要。 上部にはビレイ点右の水流中に少し平たい部分があり、これを利用できればあまり濡れずに済む。 中央水流の向かって右寄りにも細かいがホールドがあり、登ることができる(要ザイル)。水が涸れた季節にはホールドが目で見 られ る。 |
右
俣F2は逆層。
向かって左を小さく巻けるが、滑りやすい。 (2010年頃には土砂で埋まり、立って歩けたが、2012年には土砂も流され元通り) 向かって右の上部にビレイ点があり、棚上部は滑り台状。 向かって右を、カンバン左横か上部まで登り、シュリンゲを利用して滑り台へ。ザイル必要。 |
右
俣F3。
飛び散る水滴に濡れるので、12月ではスピードが重要だ。 中段はスラブ状なので滑らないように。 左斜めの似たような形の棚が続けて2つあり、行けたという記憶が混乱する。写真は上の方の棚で、左斜め上へ進むところが磨か れて おり、ヌメリの程度によっては危険。向かって右の崖を巻いたほうが良い(技術やパワーの問題でない)。 |
|
→ 右岸から見た滝上段と虹 |
F4
左岸から右岸の下段を撮 影。
ホールドはしっかりしており3級で何とか越えられる。 向かって右の水流を登って大きなテラスへ渡る手もある(最初がハング。水が減っている場合など有効)。 カンバンの右手は上部にホールドがありそうだが、出だしのフットホールドに乏しく、オーバーハングしている。岩に両手で取 りつ いたところ人の頭大の石が抜け落ち、背中から落ちたが、ザイルに救われた。脆いので行かない方がよい。 高精細画像へ ブロードバンドへ |
中
段、ここが核心か。右手と 左手側にルートが考えられ、右手はハーケンにかけたシュリン ゲが 2つ ある。
(1)左手:写真右下から左斜めへ登り、上へ。 体を岩にこすりつけるようなバランスが要求される。 一応トップロープでのフリーで登ったが、手のホールドが浅く体を引き寄せにくい。 (2)右手:右からは、最初の一歩は右のシュリンゲに足を入れA0。 その次のフットホールドが斜めで滑りそうなので、腕で体を引き寄せ加重の向きを変える4級の技を使用したが、手のホールドが浅く 不安。 5級なら、けんすいして体を引き上げる手もあるだろうか。 ハーケンは3つあり、A1が考えられる。 更にもっと右上にもシュリンゲがありA1だとしても、周囲にホールドが見当たらない。かなりハイレベルな人のルートだろ う。 この棚は、地下足袋(最近は渓流シューズ)ではなく、クライミングシューズで挑戦してみたい(濡れ、粘々、土などがクライ ミン グシューズの力を奪いそう)。 高精細画像へ(上中段、2005年 撮影) ブロードバン ドへ |
上
段。
スラブ状。要所にハーケンとシュリンゲがあり、A0で登る(フリーでは怖すぎる)。 遠くからではホールドの詳細が見えないので、実際に登ってみなければ理解するのは難しい。 |
2008 年末には支点となる立ち木が朽ちて倒れたそうで、
2009年6月には落下・消失。 50年以上、ここを登る人たちにとって歴史的な立ち木だったと言えよう。そこで、記念写真を、ここに掲載する。 右の写真上は2008年4月に撮影した立ち木のプレート。 手を伸ばして撮影しても届かないので、木が生長したという事だ。AZAMI TOKOKAI(アザミ登高会)1962.12.20と読める。 左の写真下は倒れていた立ち木。 上部の枝が折れている、かなり傷んでいたのだろう。 その後、新たな支点として下の写真のように、しっかり作ってくれた人がいる。感謝。 |
左の写真下は倒れていた立ち木。 上部の枝が折れている、かなり傷んでいたのだろう。 |
その後、新たな支点として下の写真のように、しっかり 作ってくれた人がいる。感謝 |
途
中から見上げると、F4の 豪快な水流が、しぶきをあげている。
|
こ
の大滝落ち口のすぐ上にも う1つ滝(右俣F5)がある。
2004年10月に撮影した写真を左に掲載しておきます。 立ち木の上か ら右手へ人工のトラバースルートがつけられている(怖くて行く気がしない)。 |
大滝を登った後、左手の尾根へ出ると書策新道へ出ますが、
沢に戻ってそのまま遡行すると、この棚があります。 日当たりがよいため、バイオフィルムでヌルヌルのため、階段状ですが敬遠(2009年6月)。 そのまま詰めると、表尾根から戸沢への分岐点(政次郎尾根)へ出ました。大滝から尾根へ上がる場合は次のように書策 |
余 韻をかみしめながら薮を登ると、書
策(カイサク)新道に出る。そのまま登ると書策小屋(上側の写真)へたどり着く。
今日(2003/12月)は小屋に入って、書策じいさんに挨拶した(この頃は通常営業を終わり、時折顔を見られた。2009 年 没)。 2010年には小屋が片付けられ、跡だけが残っている(下側の写真)。 |
12
月ともなれば日が短い が、今日は天候に恵まれ、陽だまりの沢登りが楽しめた。
|