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本谷はF2,F3の鎖が切れ、有志の固定ザイルに取って変わった。F5の鎖ルート下部が崩れ、書策新道も廃道となって、入門として楽しめる雰囲気ではなくなってきました。 自然本来の姿に戻っているだけですが、2000年代後半から変化速度に拍車がかかっている感じがします。
(2003年11 月作成、05年9月、10年4月、11年10月、12年10月更新)(向きの記述は遡行する場合で:右手=左岸)

大倉バス停
渋沢からバスで大倉へ着く。南にあった停留所とお店が引越してきれいになった。
11月初旬ともなれば、平地でも紅葉が楽しめる季節だ。

川を渡る
バス停から新しい大橋を使って林道へ渡っても良いが、
河原の橋にも味わいがある。
(橋を渡った後、林道まで舗装道路を歩くが、駐車場の北側を近道できる踏み跡がある。)

案内板
早足なら1時間強で書策新道の案内板にたどり着く。
夏なら汗だくになっているところだ。
向かって右から沢沿いに降りて渡る。
源次郎沢入り口と書策新道を左に見て本谷へ進む。
堰堤 今日は珍しく堰堤が賑っている。
2003年にルートの大きな岩(堤防左上)が抜け落ちてから、ロープで行き来できるよう誰かがセットしてくれたおかげだが、 その後劣化によって消失したり修復したりを繰り返している。 そのうち支点の木も危うくなるだろう。

なお左手の右岸には、昔はザイルだけだったが、しっかりしたステンレスの鎖が設置してある。しかし、トラバースで足元の土が植物 の根ごと崩れ、どこが安全なのかわからなかったが、最近は岩が露出いる部分と歩けない部分が明瞭になって危険度は同じだが確実性 が向上した(2013年)。

F1
更に進むとF1になる(写真右は虹)。
向かって左に鎖がある。水流沿いも確保すれば楽しめる。

落ち口のすぐ上流には、向かって右からセドの沢が注いでいる

F2
まだ残っている紅葉を楽しんだ(写っているのはF2)。

F2
F2
向かって左に鎖があった。

2008年末には磨耗により下部で切れ、2011年にはもっと上で切れており誰かがロープを付けてくれた。古い鎖は磨耗しており 体重を預けない事。
鎖側は水量が多いと水をかぶる。
鎖が切れた後、左岸(右手)の残置シュリンゲを見かける。簡単なA0ルート(ビレイ推奨)が人気なのか。

大岩
岩小屋に使えそうな大岩。
オーバーハングのルートに人工の支点が取り付けられている。

無名
しばらく、なだらかな河原が続く。

F3
F3
事故の多い棚だそうだ。
向かって左に鎖があるが、これも2011年には切れており、かなり上まで行って届く。 2012年には有志が固定ザイルを設置してくれた。最上部の高所のトラバースが注意を要する。最後まで鎖がある。
2011年まで気付かなかったが、このトラバース地点には比較的安定な足場があって、これが壊れたのだそうだ。 道理で恐さが増えた訳だ。足が滑った場合、腕で体重を支えられない人は確保しないと落ちてしまい大事故となる。

確保するなら右手の左岸のほうがシンプルだ(初級者でなくても確保が必要)。 手前から上部をへず場合、途中と上部に支点あり。

流れ右手をシャワークライミングすると、心配だった中部に右足を置けるスタンスを誰かが削って作ってくれていた(要ビレイ)。

2013年には写真のカンバンが岩ごと落ち、ハーケンから外せないため掛け替えできなかった。

このすぐ上右手上にステンレス製の鎖が設置してある。トラーバースが滑りそうな個所もあり、増水していなければ小さな棚の左手を 登ったほうが楽。
F5手前
F5が見えている手前で、右岸(左手)からの崖崩れが本谷をふ さいだ(2010年)。
しかし本流の力はすさまじく、完全に復活して(2011年)左の土砂は見る影も無い。ふたたび、いや身長くらい更に深くなった美 しい水が流れていた。
しかし2012年には趣のあったゴルジュごと破壊され、駄々広い川になった。

F5
F5
向かって右のルートには写真のようなしっかりした鎖があった。 このルートは足元の傾斜があり右の岩壁に当たってバランスを要したものだ。
巻き道は大きく右手から。2013年ロープ設置ルートは近道だが植物に対して負荷があり、大人数行くべきでない。 できれば大きく巻いてください。

左岸の鎖

2008年に下部の岩が崩れ、2011年には上部も一部崩れて鎖は最上部から垂れ下がっていた。
2013年には鎖を復旧させ、巻き道(近道のほう)にロープを設置していただいたため、ルートらしく復旧した。鎖ルートを独自に 確保してトライしたところ、最初の取りつきにお助けロープを使えば、そこから上は崩壊前とあまり違いない。
ただし、鎖は崩壊の力か一部口を開けており、流れによって表面の亜鉛が削られ鉄錆状となっている。横の支点は従来より弱いと考え る必要がある。ビレイ推奨。
切れた鎖

 旧鎖ルートのすぐ右手に、写真下のルートもある。けっこう登られている跡がある。 核心部の上が見えないので初見ではザイルを用いた。3級だが転落するとヤバイ高さなので確保要と思います。
書策新道の標識
F5を越えるとすぐに書策新道(廃道)の標識がある。
かつてはエスケープルート等に利用できるのでありがたかった(現在もファンがいてトレースが残っている)。
この標識がないと道に気付かないだろう。

少し行くと左手に沖の源次郎沢の棚を見て、本谷はこの上流で大きく左に折れる。 誤って直進すると木ノ又大日沢である。
ケルンやテープの標識を見逃さないようにしよう。

F6
F6
チョックストーンの右側を登るが、設置されたロープがないと私には登れない。
使い終わったら次の人のためにロープを垂らしておこう。
巻き道は20m下流右岸から(引き返し下った場合は右手)。

2012年、右手(写真は振り返って撮影)の岩に真新しいハーケンが打たれていた。 お気持ちは大変ありがたいのですが、今まで通りA0で行くと腕や足をハーケンで傷つけないよう注意が要り、私には邪魔だった。 A1用にしては打ち込みが浅く、タイオフすべきでしょう、足がかりとしても同様に不安です。

この上流F7の上に、かつてはF8と呼ばれた棚があったそうだ。崩れて今は小滝になっているらしい。居場所特定用か、F7のカン バンが設置された。

F7を過ぎると左から金冷シ沢。


川底に私の影が(2005年9月追加)。
F8
F8
大滝である。 高精細 BB!ブロードバンドへ

とにかく崩れやすいので落石しない事を優先する。
直下まで登り、右手へ。2000年以前は凹角登りで細い溝の中を登っていたが、 数年間の土砂によって埋まり、登り易くなって行った。 2010年には、ほとんど足だけで歩いて登れるようになった。
手前に「登るな」の標識があるが、かつてのルートは手前と同程度、難しかったのだろう。

巻き道を登り、一つ目のルンゼを渡る。 次の尾根を木の根伝いに登る。固定ザイルのおかげで安心感が得られる(腐った木もあるので頼ると後ろに転倒リスクあり)。 二つ目のルンゼを渡り、尾根に登る所が、今となっては最大の難所になってしまった。昔から常に下から崩れながら、ルートもシフト して対応している。 いつかは固定ザイルの支点を変更したり、ザイル利用の腕力による直登かと思う。

尾根から本谷に降りる。
大滝の滝口へ行ってみたが、ボロボロで、ここで遊ぶ気にはならない。


F9
F9
遡行中、右手にある。
逆層で私には登れない。

F9の下から東へ上がると、ザレもなく楽に仕上がる。

下の写真は2012年のもの。両岸が崩れ真新しい色の岩が顔を出している。 黒い土の層は非常に薄い事がわかる。


よく、この辺りからガスに巻かれる。
案の定、薄暗くなってきた。山頂に雲ができやすいためだと思う。天気予報は晴でも、局所的に雨が降る事が多い。


←涸棚 (2005年9月追加)
F9を右に見て、そのままザレを登ると見られる。
2010年には涸棚右上が崩壊↓、ザレがひどくなっている。
涸棚崩壊
薮こぎ
薮漕ぎ、
とは言えないくらい本谷はすっきりしている。
やがて登山者の声が聞こえ、道に飛び出す。

涸棚を左気味、またはF9から尾根を左気味に登ると吉。
但し左に行き過ぎて、金冷しのザレに出ると凶。
途中で尾根道に出ず、日の出小屋跡南を目指すのがルートファインディングの練習になる。
ガス
今日の山頂は幽玄だった。

表尾根
表尾根を下ると一時的だったガスが消え、落ち葉のハイキングを楽しむことができた。

花
書策小屋のベンチで休み、三ノ塔で小休止。

木の実


ヤビツ峠のバスが少なく、今日も蓑毛まで歩いた。

10月の紅葉
ご参考
丹沢の紅葉は10月中旬ごろが見ごろです。
写真は2001年10月27日、F6下流にて撮影。


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