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戸沢の岩場右 俣左俣(大滝)右俣の左俣左 俣の右俣(チムニー)を掲載しています。
戸 沢

 小田急渋沢駅から大倉へのバスを終点で降り、 戸川林道の最後、戸沢キャンプ場脇の派出所から政次郎尾根への道を登るか、 戸沢バンガローの奥からでも入渓できます。

 政次郎尾根の登山道が西へ曲がり、2つ目のえん堤が見えます。 この付近は水道の取水口があるので汚さないよう注意。



戸沢
国土地理院・電子国土のデー タを利用しています。

戸沢は右俣と左俣があります。 どちらも途中で二俣に分かれており、赤色で示した「右俣の左俣」(3級)と 「左俣の右俣」 (チムニー要確保) はほとんど歩かれておらず、初心者は避けるべきと思いますが、 戸沢が物足りない向きには登り応えがあります。

(えん堤を向かって右から登る際、かつて写真の木にテトロン製ザイルが巻かれていました(ザイル上下の生長差から、ずいぶん年月 が経っている)。 2004年に行ったとき誰かがザイルを切断してくれていましたが、 2009年、日陰のためか木は枯れてしまった。)
戸沢の岩場

 えん堤から7分程度歩くと、 右岸(左手)に大きな石がガレ状に積み重なっており、 その上方に岩場がかすかに見えます。
 落葉していない季節には、知らないと気付きません。


このガレを登ると、岩壁があります。
高さ20m、戸沢の岩場です。

→【拡大写真】

BB!高 精細画像(ルート研究用)
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岩はしっかりしており、2本のルートが整備されています。 向かって左は4級+A1程度か、右には大きなホールドが見当たりません。
フリークライミングでは5.8から5.10のルートが幾つか考えられるそうです。


向かって右から大きく巻いて上に出られます。
ルート左手に固定ザイルがあるが、非常に登りずらい。
更に左からはザレに流される。薮もひどい。

岩場上部、バンドの上に支点が設けてありました。
苔むしていますがステンレスは新品同様でした。

2009年時点で、上部は浮石が多く、整理しないと落石が危険です。
岩場下部のザレも踏まれておらず流れやすい(2012年には多少踏まれていた)、 ルートも草木が邪魔で、苔が多くフリクションが十分に得られないでしょう。
あまり利用されていないようです。


懸垂岩が空いていないときのゲレンデ候補。今後、フィクストロープの張り替えなど、整備が期待されます。
(受身ではなく自分を主語にしたいところですが・・・)
行者岳付近の岸壁(眺めるだけ)

左俣を遡行し、行者岳や尾根の橋状に整備された登山道が見え始 める付近で、右手に写真の岸壁が見えます(登りには適さない)。

下部には岩が崩落したザレが大量にあり、崩れやすい事を物語っています。写真下部のバンド上を偵察したところ、主に3ルートほど 考えましたが、浮石に加え、ホールドに堆積した土砂とそれに生えた植物がたくさんあって(行ったら自然破壊にもなるし)岩ルート としては不向きです。

その代わり巻き道から眺めの良い上部草付き(写真左上)へ出られます。但し安全性は低い。


岸壁へ登る巻き道は、岸壁が見えなくなるほど遡行し、右手から 注ぐ小さな沢の右手下側にあります。写真の、橋状の登山道が大きく見える岩に向かって右背後です。

潅木を過ぎると空が開け、岸壁上部の傾斜がある草付きに出ます。滑ったら一気に下まで転落となりますので、踏み跡より進まない事 を強く勧めます。岸壁自身を見ることはできず、戸沢や遠方の眺望のみです。

なお支点となりそうな樹木まで遠い。

戸沢右俣

最初はゴーロ歩きが続きます。
二股になり、ケルンが知らせてくれます。まっすぐが右俣です。
水は左俣より少ない。


右俣の最初、F1。
シュリンゲもあるが、右手から巻いた。


ほとんど足だけで登れます。
2級。


直進すると岩が出た尾根を登り、烏尾山へ至ります。

戸沢・右俣の左俣


 右俣のF1を巻いた後、 10mほど戻ると「右俣の左俣」が左手に分かれています。

 そこから進むと2本の棚が現れます。向かって右側が遭難碑のある棚です。

 右の棚を登ると3級程度の棚が数本あり、 詰めると厳しい藪漕ぎの後、烏尾山の西へ出ます。
左の尾根には道ができています。

 ただの支流を詰めたといったところですが、物足りない人はどうぞ。


 左の棚は、最初泥が多いので滑らないよう注意がいりました。
次々に棚が現れ、すぐに涸れます。

 源頭部の崩壊で写真のチョックストーンと土砂が流れ込んでいます。 泥だらけのためホールドが滑り、CS手前で左から高巻きました。

戸沢左俣

戸沢が二俣に別れ、ケルンの道標から左へ入ります。 水量は年によって違うが、左俣の方が多い(2009年)。






F3 大棚 (すぐ上に小さな棚もある)
下部がハングし、逆層。 巻く。

大きく高巻くなら左手(右岸)が吉だが、雨で湿った場合滑る。
右手側は更に笹などに押されたり、つっかえて足をすくわれたりしてバランスを崩しやすい。沢に戻るときも笹頼りで、初めて行った 時はザイルを使った。


左手にガバホールドがある。

F4

行者岳が見えます。 ボロボロですので、とても登れません。写真より左のガレを登る事になります。




登山道から見ると、スケールの大きなすり鉢状のガレで、すっき り見えますが崩れやすく疲れます。 どんどん崩れており、上部で登山道まで2mなのに道まで登れない部分が多くなっています。登山道も尾根の土から離れ、まるで橋の ようになってきました。

今まで崩れの少ない橋より西側草付きへ逃げてきましたが、ガレの右手へ早めに逃げ、鎖場より手前に出るのも吉です。

戸 沢・左俣の右俣(チムニー)


 左俣が最後の広いガレに突入する前に明るく開け、 行者岳が見えるとき、右から注ぐ流れが戸沢「左俣の右俣」です。

 最初はすぐに伏流となり、また水が出ますが、水は少ないで す。

 チョックストーンを乗り越える棚。けっこう手ごたえがあります。

チムニー登りのできる5m垂直棚(4級)。
滑ったら一気に下まで落ちるのでザイル確保が必須です。

 向かって左が平らなので背中側としました。まずは凹角で登りはじめ、すぐに背中と手足でチムニー登りにして上まで行けました。
きれいに苔がついており、登られていない事がわかります。

 更に上部で幾つか支流がありますが、詰めると行者岳の東に出ました。 ザレや巻きが崩れやすく藪漕ぎもきつく汚れが多いマイナーな沢です。

 チムニー登りの棚までは左俣から近いので、左俣の途中からピストンするのも充実して良いかと思います。


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