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沢の延長として、秋の八ヶ岳・阿弥陀岳南稜へ行ってきました(2003年10月)。 八ヶ岳のバリエーションルートは冬季に人気があり、無雪期に行く者は少ない。

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取り付き点近くから見た南稜P3。
写真4枚をパノラマ合成してある。実際は首が疲れるくらい巨大だ。
コース左には、丁寧にも手製のアルミニウム板の案内がある。
この写真では、字の部分を黒くトレースしてWebでも読めるようにした。
中級コース(P3直登)
中級 コースに 取り付くと、しっかりしたホールドを登り、穴をくぐってテラスに出る。
(写真はテラスから振り返って穴を撮影)
穴のあいた岩は薄いので、壊さないよう注意がいる。
テラスからガバホールドの多いフェースを登る。
錆びたランニングビレイ用のボルトがある。
写真はフェース上部。
更 に上は傾斜がゆるくなり、やはりガバホールドが多い。詰めると人工支点がある。(上から撮影)。
かなりボルトが緩んでいたので、写真左側の岩から2本支点を追加して、下の写真の様にした(下から撮影)。火山岩のようで少し脆い。

(均等加重にはできていない)
ここから上は 鋸状の尾根を登る(振り返って撮影)。
最初の写真の向かって右側、中央部を登るための支点もあった。
岩溝コースと 合流した後は、写真のようなコースを忠実にたどって阿弥陀岳へたどり着く。
阿弥陀岳直下も険しい。
岩溝コース(P3ガ リー)
もう一つの ルートである岩溝コースは、先の看板から、まず向かって左へトラバースする。写真の ロープを渡りきった奥で、岩溝が右上から出会う。
このコースは落石があった場合、下部では加速がついて危険だ。長居無用。冬のルートとして人気がある。
岩溝には固定 ロープが取り付けてあり、尾根で中級コースと合流し、左に折れる。
積雪期には半分以上ロープが雪に埋もれているのをWebでみかける。
 
草紅葉がガスに濡れていた。
翌日、中山乗越の展望台から阿弥陀岳
阿弥陀岳・御小屋尾根の紅葉を見ながら下山した。
 自慢話になりますが、南稜の次に赤岳を地蔵尾根に向かって下ったところ、遠足であろうか先生と中学生くらいの集団と鎖場でぶ つかりまし た。集団によって登山道がふさがっているので、ガスに濡れた鎖の横の斜面を、3cm程度のホールドを利用して何10mか下りました。そのと き、子供たちは鎖につかまりながら私のほうを驚いたように見ていました。
 どこまで小さなホールドを利用できるかで登れる範囲が変わりますので、どのようにして斜面を下ることができるのか、彼らには見当がつかなかったのでしょう。


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