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丹沢・水無川流域、新茅ノ沢とモミソ沢です(2007年11月)。
水無川の本谷と同じく、戸川林道を行くと、新茅の沢の案内カンバンが ある橋にたどり着きま す。

たいてい、写真左手前のスペースに車が留まっていて、モミソ沢の懸垂岩や大滝を行く人たちが年中います。今日も懸垂岩は先客 があ り、新茅を登ってから降りて再び訪れました。

モミソ岩懸垂岩
本谷側へ下ると対岸にあります(新茅の沢とは反対方向)。


BB!高 精細画像(ルート研究用)
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新茅の沢は、橋のすぐ下から入渓する。両岸が迫り、茂った 樹木 で非常に暗いのが特徴です。
すぐに小滝。
F1すぐにF1
向かって左(右岸)から登れる。少し凹角に登ると良い。
向かって右の方も登り易い。下る時にも使える。
F2ま たすぐに F2
向かって左の下部から水しぶきを受けて登る。
しかし上部が怖い。
支点が設置されています。
F2上部。
乾いた部分はホールドが乏しく、バランスが悪いので、落ちそうです。
思い切って濡れた部分と、水流中のホールドも使うとバランス良く登れます。
F3F3
向かって左を登る。
F4F4
簡単に登れる。

ここから少し歩くと・・・
F5F5
大滝です。左右どちらからも巻けます。

中間までは何とか登れますが、2/3のあたりで、かぶり気味となり、私にはフリーで突破できません。支点を利用してA0と言 われ ます。
それには時間がかかり、水もかぶるので体温を奪われます。だからでしょうか、雨具で登る人を見受けます。

水流右手の拡大写真↓で研究して下さい。
BB!高 精細画像(ルート研究用)
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F6大滝までで引き返し、懸垂岩へ行く人が多く、ここまでの棚には懸垂 下降用の支点が設置されています。

では更に遡行しましょう。
F7,F8F6 とF7
F8
F9F9
向かって左が楽。
砂防ダム
ここから水が涸れて伏流となるが、もっと上で水が現れます。
地下足袋の人は、まだ履き替えないほうがいいです。
F10F10
このあたりから水が出てきます。
チョックストーンの涸棚
中央を突破するシュリンゲがありますが、厳しく、落ちたら危険です。
向かって右斜めへ抜けられますが、バランスがけっこう難しい。離れた足場を右へ蹴りながら登る。

ルンゼ状の沢を詰めると、山頂が見えてきます。
ここまでは凹角登りが効く。腕も突っ張るので、長い距離でくたびれた。
烏尾山烏 尾山へたどり着きます。

モ ミソ沢
水無川をはさんで新茅の沢の反対にある懸垂岩のすぐ左手に 流れ る細い水流がモミソ沢です。
水流が少ないので、懸垂岩と同じくアイゼン訓練によく使われ、アイゼン跡が見受けられます。

全般に狭く、細かいホールドがたくさんあり、簡単に登れます。
行程中ほどのF2が高さ10m程度で登り応えがあります。
アイゼンの場合、ビレー無しでは怖く、私はアイゼンを外して登りました。
モミソ沢大滝写真は最後の大滝F4。
逆層でも下部は登り易いのですが、上で詰まります。そのため事故が多いそうです。落ち着いて、直登せず、向かって左へ逃げれば登 れます。

行程が短いので、物足りない場合は、
(1)懸垂岩の後にモミソ沢を行く。
先客がいて懸垂岩を使えなかった場合は、
(2)新茅の沢F5で引き返してモミソ沢
(3)モミソ沢を登って小草平の沢をザイルで下る
などで充実した内容になるでしょう。


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