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菩提バス停で降り、民家の中
を歩いてゆく。 梅が満開だった。 初めてのときは道がわかりにくかった。 三の塔尾根の右手かつ、右手の二の塔尾根の左手が葛葉川だ。川沿いに歩けば、途中に大銀杏、お寺。左に折れてゴルフ場の中の 道を 通って橋を渡る。 |
野外センターは取り壊されて
改築工事中だった、林の中を過ぎると葛葉の泉にたどりつく。約 45 分。夏なら 急ぐ と汗だくになる。 |
したくをしたら、準備運動をして入渓だ。
私の場合、普通に体を動かすだけでなく、バランス感覚を呼び覚ますために、頭を大きく上下、左右、斜め上下、回転の動きを与 え る。このとき、そのまま真直 ぐ立っていられるよう努力する(ホールド探しにルート上でよくやる動きです)。 さて、夏なら上にあるお釜に浸かるのもよいが、今日は濡れると寒いのでへずった。 |
すぐに砂防ダムがある。中級
以上の人なら、この小さな堤防で腕試し。濡れてもよければ細かい ホールドの利用とマントリングの練習にもなる。 向かって左(右岸)にハシゴがあるので大丈夫。 |
最初、ほとんどは川原や渓流とかわらない。
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かわいい滝。難なく登れるだろう。
濡れるのを嫌がらなければ快適だ。夏はお釜で泳げば汗が流れて気持ちいい。帰りにはちょうど乾いている。 |
要所にはビレイ用の支点が
打ってある。 なお、絶対に指を入れてはいけない。足が滑ったら指を失うだろう。 |
この棚は直登困難。 巻いた。 |
(1)向かって右の滝が登り
やすい。 (2)左の滝の右側もしっかりしていて登り応えがある。 (3)左の滝の左側は、最初オーバーハング気味に感じる。そこを越せれば、ネズミの様に体を丸めて斜め右へ。荷物を置いて軽身で 挑戦(要確保)。 |
立派な滝だ。
ここまで来れば、体が慣れて、問題なく登れるようになっているだろう。 |
次の立派な滝も同様に登れる。 |
逆層でホールドが厳しい。
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4つのルートが確認できた。以下に解説。 (1)ずっと右手前から大きく巻ける。 (2)その巻き道の下を直登できる。途中にハーケンがあり、上部にはビレー点がある。要確保。 (3)左手水流には中間地点までホールドがある様だが、そこから上が厳しい。左手にシュリンゲがあるが行けるか不明。 (4)水流右手の岩の右から取り付き、上部で左手へアブミでトラバース後、水流上部へ出られそう。ここからは何とか順層。 (2009年目視のみ) |
登って振り返る、見晴らしがきれい。 |
やっと林道の橋が見えてきた。 この下を通過してゆく。 |
難なく登れる。 |
涸れ沢のような所もある。
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ついに来ました。大滝です。 シーズン中は行列ができて待ちが入る。 大岩の真ん中を水が流れている感じで、 (1)右手奥から大きく巻ける。 (2)水流右手数mには、良いホールドがあり、快適に登れる。 |
(3)水流のルートは簡単には行かない。みんなここを狙って行列を作っている。要ビレー。
写真(下段)は直登が難しい。後の人を待たせないよう、左右どちらからか登ってテラスに出よう。 上段は普通なら水流左手のホールドを利用するが、下部にホールドが乏しく取り付けない。凹角を登るように、水流右の岩から、 足を ハの字に開いて左手のホールドに届けばしめたもの。あるいは水流の窪みに右足先を突っ込んだ摩擦を利用するかだ。 色々試してみたいところだが、シーズン中などは後の人がいると時間がない。 写真下は水流を右上から見下ろしたものです。 1つ目のホールドは斜めでテラスから遠く、やはり右の岩からの突っ張りを利用するしかない(股関節外れそう)。左手のホールドを 得て、左へ移る。2つ目の フットホールドも斜めでヌメッており、更に上へ移る時に落ちるかもしれません。腕力で懸垂するなどしてがんばろう。(2009 年) |
少し登ると伏流になり、水が消える。 「左」の看板がありがたい。 |
近くの大石には道しるべのケルンが。 |
巻ける。 |
水が涸れ、少し行くと直進と左に分かれる。 直進すると崩れやすいザレに苦しめられる。 左はガレだが比較的しっかりしており、多くの目印があった。 テープ類は枝が折れて来年には無くなっている場合もある。自分でも付けたりもする。しかし誤ったルートに付けた場合は責任を 持っ て回収することが必要だ。 |
履物をハイキングシューズに換えた。 最初はガレだが上部はザレている。 |
ガレやザレは落石が多いので、早めに横へ出る。葛葉川は人気が高いので、しっかりと道になっ てい る。 |
この季節では、日陰に雪が残っている。
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三の塔に到着。大山も雪が残っていた。
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三の塔休憩所に扉が付き、趣のある取っ手が取り付けられていた。ボラン ティアによるものだろう。 今日はヤビツ峠、蓑毛へと下った。 |