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丹沢・四十八瀬川・勘七の沢です。(2004年9月下旬。05年9月上旬、10年、写真追加)

   大倉バス停 から西(鍋割り方面)へ農道を歩くと、彼岸花が畑の土手に満 開だった。
 養豚場のそばを通り、林道を早足で約1時間のウォーミングアップだ。
 県立登山訓 練所の手前に尾 関広先生の像がある。説明はおよそ下記の内容が書かれてい る。
 1895年、愛知県生まれ。13歳から登山をはじめ、足跡は海外にも及ぶ。1940年正しい登山技術を普及し組織化。 1955年、日本山岳連盟を結成後 会長となり、(社)日本山岳協会に発展。神奈川県山岳連盟会長として国定公園化運動に、県立登山訓練所設立に尽力。
 1970年5月 旧全日本山岳連盟有志、 彫刻者 新開国臣
  鍋割山への 林道を沢が横切る。今までこの写真の撮影位置を飛び石伝いに渡れたが、2003 年の 台風でく ずれ、少し上流に木の橋を渡してくれていた。
 しかし、また流され、そのままになっている。飛び石も悪くなっている(2010年)。
入渓すると、 堰堤を左から巻 く。

F1
 最初が難しいが凹角風に右足で水流中の壁を蹴ってバランスをとると楽に上がれる。ホールドは小さい。
 普段はハーケンが打ってあるが、丸ごと無くなっていたときは厳しかった。
F2
豪快。しかし向かって右側から容易に登れる。
F3
 向かって右の釜をへずるのが一般的。通常は深いが、土砂が多ければ淵が浅くなって、ある程度歩ける時もある。


F3を上から見おろしたところ。右岸を登る場合はビレー点が2ヶ所、設けてある。
F4
上段は向かって右のカンバンのある岩の裏を右上へ登る。上段から落ちる水流が風を作り、しぶきを水平に放っている。豪快で す。

この上に堤防がいくつかある が、低いものは直登できる。
(写真2005/9上旬)
F5
人気があるので今回は30分以上待った。
向かって左から高巻ける。

ホールドは4cm程度でしっかりしておりザイルを出して楽しもう。3級。
連 瀑帯は楽しい。


剥 がれた右岸上部ホールドの跡(2010年)
大 きな堤防から上は、しだい に水が減ってゆく。
下の棚は向かって左から巻き、堤防は右から登れる。

沢から飛散する水滴で育つ木の根。
結構珍しいと思う。

台風の影響か、この日は更に 上部も水が豊富だった。(写真 2005/9 上旬)
 大きな岩を越えると、二俣となる。目印のテープやワラジ、靴があるの で右 俣(向かって右側)を選ぶ。
 ケルンもある。
 最も奥のザ レを詰めると、 崩れて苦しいのと、どうしても石を落としてしまう。
 今回は最初のザレを早 めに右側へ登った。
 その結果、今日は花立よりずいぶん下に出てしまった。霧のかかった草原に鹿の警戒音が木霊する。
  2本目のザレは、赤テープやケルンでマークされている。 これ をちゃん と詰めると写真の様に楽できれいな仕上がりとなる。(写真2005/9上旬)

 これが最もポピュラーなルートだ。

花立の西側には草原が広がっている。

写真上2005/9上旬

写真下2010/8下旬 マルバダケブキの花

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