神奈川県に住む私にとって丹沢は気軽に出かけられる身近な山です。 少し昔はマラソンでも有名な青梅にいた時期もあって奥多摩へよく行っていたものですが、神奈川県へ移ってからは中央線や関 越への交通が不便なため残念に思っています。例えばあずさ２号に乗車する事にさえ始発のバスが間に合わなくて、1時間近くか けて最寄の駅まで歩いた事もあります。
写真は夜明け頃、蛭ケ岳近辺で出会った鹿です。
山麓はたいてい植林されていますが、塔ノ岳から丹沢山、蛭ケ岳、檜洞丸といった丹沢の中心
部や西丹沢にかけてブナを中心とした貴重な自然が残されています。写真は不動ノ峰近辺の笹原。静かな山歩きができる所です。 尾根道は水場から遠いのですが、この写真の近くの水場は約５分と近いのでありがたい。
最近、飢えた鹿によって木の皮がかじられているのを良く見かけます。ささやかれている噂で
は、酸性雨による草や笹の後退、山麓の開発によって追われた鹿が集まったため、天敵の衰退による鹿の異常増殖などの説があり
ます。大食漢の鹿と、その餌とのバランスが崩れてしまっている事に間違いありません。 植林への被害を抑えるために有刺鉄線による囲いが多く、場所によっては冬になると猟が行われたり、いつでも猟区であったり するので変なところは歩かないようにしています(ちゃんとした登山道は大丈夫です)。